私も書きたくなったので。

ジャニヲタの愛に溢れた文章が好き

『無限の住人』感想(ネタバレなし)

いやーーーーー木村パイセンやっぱかっけぇな!!!!!

 

…というジャニーズ界の常識を再確認した映画でした。

そんなわけで感想です。

一応ネタバレらしいネタバレはしてないはずですが、これから映画館へ行かれる方でその辺のマイルールが厳格な方は、自己責任で読んでくださいね。

 

 

だいぶ前なんだけど、たしかZIP!で『無限の住人』の予告が一瞬だけ流れまして。

敵に囲まれる凛(杉咲花)に向けて、廃墟の屋根から万次(木村拓哉)が呼びかける台詞、

 

 

「凛、オレは誰を切りゃいい?」

 

 

あ、わたしこれ絶対好きなヤツだわ。

 

 

せいぜい数十秒の映像だったんですけど、とにかくこの時の万次がまーーーードストライクだったんですよ。このシーンで鑑賞を決めたと言っても過言ではないくらいビビッときた。

 

そんなわけで、前評判が芳しくないのは承知の上で、直感に従って鑑賞することにしたんですが。

 

ちゃんと観てきたからこそ思ったことが一つ…。

 

 

 

酷評してる方、ホントに映画観たのかな??

 

 

 

「今まで原作少女漫画の学園恋愛モノや、ほっこりするアニメ映画しか見てこなかった」とか、「暴力シーンや人斬りに抵抗がある」なら、楽しめないのも無理ないでしょう。そういう方はそもそもこの映画に向いてないので、評価する権利もないと思うけどね。

でも、「バンバン人が斬り殺されるSFアクション時代劇」だと知った上で、それを目的に一般人がこの映画を観た場合、全然面白くないってことは絶対にない。

 

私はファンタジーやSFのアクション映画が好きで、「アベンジャーズ」に「ホビット」に「るろうに剣心」あたりがストライクゾーンなんです。

実写化の中には「なんだこのクオリティ…」と悲しくなるような作品もありますが、上記の作品と比較したとしても、私がファンなら十分有難いレベルにまで仕上がっていました。

カメラワークに不満があったり、上映時間が長くて中だるみした方もいるかもしれませんが、殺陣のシーンや役者陣の演技には迫力があったし、キャラクター造形やCG部分も作りこまれていたので、多少あれこれ難癖つけたくなったとしても、そこまで酷評されるようなひどい映画ではないはずです。

だからなー…あんまり考えたくないけど、SMAP解散の余波が映画の下馬評にまで繋がっているのだとしたら、すごく残念です。どっちにしたってそれはそれ、これはこれでしょ、って思うよ。そもそもキムタク主演作品は失敗しないよう毎回毎回これでもかってくらいの完璧な布陣敷いてんだから最低限のクオリティは保たれとるわ。

 

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物語は万次の妹(凛にそっくりな設定、杉咲花一人二役)が賞金稼ぎに殺されるシーンから始まります。これに怒り狂った万次は100人の敵を斬り殺していくのですが、敵の頭領である金子賢のチンピラ感と垣間見える鍛え抜かれた胸板がとっても良かったです(何の暴露)。

でも冒頭から100人斬りやっちゃったせいで、若干ハードルが上がってしまったのは否めません。その後の刺客たちとは不死身の体で1対1の戦いになるので、どうせ何とかなるだろうな~って思いながら見ちゃうからね…。

 

両親を殺されその仇討に燃える凛ちゃんは、紅い着物とおさげが良く似合っていて、全編ずーっと可愛いです。杉咲花ちゃんっておでこ出してポニーテールにしてる姿しか知らなかったのですが、絶対前髪ある方が可愛い。

しかし凛ちゃん、闘志に燃えるのは結構ですが、敵に捕まるわ投剣(クナイ?)を要らんところに刺すわ、少年漫画にありがちな足手まとい系ヒロインではあります。

でも万次に相手にされなくてちょいちょい拗ねたり、万次のシスコンを刺激(語弊)したり、負けず嫌いな妹系ヒロインを好演していました。

なおわたくし的最大の衝撃は、槇絵(戸田恵梨香)をオバサン呼びしていたことです。杉咲花世代からしたら、あんなに生足きれいで後姿が華奢な戸田恵梨香でもオバサン扱いになるなんて…じゃあ同世代のわたしh(書くのが怖いので以下略)。

 

万次に用心棒を頼むシーンあたりで、ふと「そういえば杉咲花ちゃんって、キムタクの娘さんと同じくらいの年齢なのか…」と気付いてしまって、どうしてもそんな大きい子供がいるようには見えない木村拓哉の若々しさに感心いたしました。父親感全然ないもんね。

 

福士蒼汰の均整の取れた美しさと声優ばりのナイスボイスも素敵でしたが、個人的には尺良(市原隼人)がね…すっごく良かったんだよね…。

私の『一見まともそうなのに実は頭おかしい犯罪者を演じて欲しい俳優』はここ数年変わらずダントツで成宮寛貴なんですけど、『いかにもヤバそうなイカレた人殺しを演じて欲しい俳優』には、市原隼人をランキング1位に置くことにしました。

市原隼人ウォーターボーイズ2の頃はもっとナヨナヨしてたのに、ROOKIESの頃から急激にカッコよくなったよねぇ…。多分鍛えて体格が良くなったせいだと思うんだけど、オラついた役がよく似合うようになった。

手に巻いた包帯を口を使って解いていくシーンでは、近づいてはいけない危険性を醸し出しながらもどこか妖艶さもあって、とにかく「楽しく人殺してそうでコイツヤバイ!!」と思わせる雰囲気が出てました。

女子供だろうと容赦なく殺そうとするそのイカれ具合を鑑賞しながら、どうせ殺されるならこの市原隼人に殺ってほしいと思った私であります。

 

最初に奥さんの入院報道があった直後に「海老蔵さんは京都で時代劇モノの撮影をしている」と聞いた気がするので、このシーンはその頃のものなのかなぁとか思いつつ観ておりました。

それと尺の関係で仕方ないにせよ、金髪ニーハイの栗山千明がもっと見たかった…。

 

るろうに剣心でも年齢を感じさせないキレキレの戦闘シーンを披露していた田中泯さんや、その重厚さで映画をギュギュっと引き締めている山崎努さんら年長者が、世界観に現実味を持たせてくれていました。

お二人の存在感が非現実的なキャラクターたちが時代設定から飛び出ていかないように繋ぎ止めてくれていて、なおかつ作品に貫録が出たと思います。でも山崎努さんの出番が一瞬過ぎてもっと見たいなーと思ったし、何しろ風格がありすぎて、その後のストーリーのインパクトがちょっと薄くなっちゃったかな…。

 

最後に主役の木村拓哉演じる万次ですが。

 

よく「キムタクは何を演じてもキムタク」と言われていますが、確かに今回も『木村拓哉が押し出された万次』ではありました。

私は原作未読組ゆえ、『木村拓哉が押し出された万次』でもすんなり受け入れられたんだろうけど、「漫画オリジナルの万次」が好きな方からすれば、映画版の万次に否定的なのは仕方ないことなのかもしれません。

ですが、「木村拓哉版の万次」は決して悪くはないです。木村拓哉ならではの魅力が万次というキャラクターに反映されていて、普通にひたすらカッコ良かったし、 もうね…とりあえずキムタクが最高だったんだよね。

 

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ところで私は、『「何をやってもキムタク」と言われてしまうキムタクの演技*1』が嫌いではありません。

 

だって我々アラサーは、キムタクのドラマをしこたま見て育ってきてるんですよ?

だから木村拓哉が演じると聞けば、子供のころから見てきたキムタク要素を取り入れたキャラクターなんだって想像がつく。イメージが沸くという点ではある意味安心して見ることができるし、そのキムタクっぽさが好きで楽しみだったりもする。

今までロンバケとかHEROとか社会現象になったようなドラマを散々観てきて、慣れ親しんだキムタク感溢れる演技に愛着もあるし、それを期待して見てる部分があるんですよね。

 

もう一つ思うのは、役者にとってカメレオン俳優と呼ばれることは栄誉なのかもしれないけれど、全員が全員カメレオン俳優である必要はないということ。

憑依型の役者だって勿論素晴らしいけれど、どんな役にも自分を投影させた演技をすることだって、役者の能力であって持ち味でもあると思うんですよね。その個性を使いたいと思ってもらえるからこそ起用に繋がるんだし。

 

それにキャラクターそのままに演じてほしいなら、容姿が近い俳優さんを選べばいいわけですが、文字や絵を実写で映像として作り上げる以上、誰が演じたって原作のキャラクターと100%シンクロすることはありません。演じるのが生身の人間である以上、解釈のズレは確実に生じますから。

だから実写化は別物と割り切って、木村拓哉流のアレンジが効いたキャラクターとして受け取るのが一番だと思っています。完璧に原作通りの実写化なんて不可能なんだから、受け手である我々は原作との違いを楽しむ見方をすればいいのではないでしょうか。

 

少なくともこの映画において、特段キムタクっぽい演技が邪魔になることはなかったし、独特の口調やちょっとチャラい感じもしっかり馴染んでいたので、むしろ万次のカッコよさを高めてくれていました。ほかの役者さんではなく、木村拓哉が万次を演じてくれたからこそ、これだけ素晴らしい仕上がりになったのだと思います。

 

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映画館に行く場合、どうしても前評判をチェックしてしまう私ですが、巷に流れる評価なんて全くあてにならないなぁと痛感しました。

これから観に行こうと考えていらっしゃる方、作品のクオリティはもちろん、木村拓哉のカッコよさだけでも一見の価値はありますので、安心して観てきてくださいね。

 

 無限の住人』、最高でした!!!

 

 

 

*1:ちなみに私の中では山Pの演技も同じカテゴリーに属している。

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